うみ先生から、あのね🎶

商社→小学校教師に転職したうっちー先生が小学校現場を紹介していきます。※2021年5月からは学校教育にコーチングを取り入れる奮闘記に変わりました!

第1位 給食が食べられるか不安だった。 はどんな風に変わるのか? その1

保護者の不安第1位に対して、クラスでどうやって取り組んできたのかお話します。

 

その1 給食の時間の全貌、その2 給食が食べられない子への対策

について書きます。

 

その1 給食の時間の全貌について

うちの学校のことなので、みなさんの学校と同じとは限りませんが、大体はこんな感じでしょう。クラスを4分割にして7、8人組くらいでチームを作ります。うちでは、Aチームが給食当番(白衣を着て盛り付けをする)、Bチームが机ふき(児童机を水拭きする)、Cチームが牛乳を配る、Dチームが配膳をするというように分けています。

 

12:25 4時間目の授業終了

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手洗い・うがい・給食班にする(班で机を向かい合わせる)

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Aチームは白衣を着て、担任と一緒に給食室へワゴンを取りに行く

Bチームはみんなの机を水拭きする

Cチームは待ち

Dチームは教室の脇に並ぶ

 

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12:30~40 盛り付け&配膳の時間

      

Aチームは、ワゴンから給食の入った食缶を配膳台の上に乗せるところから、30人分の盛り付けをしていく

Bチームは待ち

Cチームは牛乳を配る

Dチームは配膳をする

 

※ここが大変!1年生には30人分の給食が入った食缶を見て、ひとりあたりどれくらいの量になるかなんてわからないので、ひたすら見本を見せて1人分のイメージを教えます。そして、配膳をする子も両手でお盆を持たないと、ひっくり返すことも多々あります。

 

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12:40すぎ  いただきます

この後、減らす子・増やす子に声をかけて、食べる量の調整をします。

 

※食べる時間は25分程度。おしゃべりをしながら食べると間に合いません。食べることに集中する「もぐもぐタイム」を5分くらいはとっています。なお、ここで牛乳を倒す子がいると大幅な時間ロスになります。机のどこに牛乳を置くと倒れないかももちろん教えています。ちなみに、うちの学校は牛乳瓶です。

 

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13:05  ごちそうさま&片づけ開始

      

Aチームは、配膳台の前に立ち、食缶に残ったものを戻したり、お皿を重ねたりとやることがたくさんあります。最後に全てをワゴンに戻して、給食室へ持っていきます。

Bチームは机を水拭きする。

Cチームはみんなの机を戻したり、掃除に向けて後ろに下げたりします。

DチームはCチーム同様です。

 

※ここも大変!片づけるのはとても難しいです。床に食べ物が落ちたり、お皿にまだごはんがついていたり、片づけに最初は時間がかかります。

 

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13:10  片づけ終了

 

 

ということで、教員にとって授業の時間よりも給食の時間の方が一苦労。。。

 

教員が給食を食べる時間なんて10分もありません。

牛乳をこぼした子の対応、ごはんの量の調節、みんながちゃんと食べているか見守ったり、連絡帳へのお返事などやることがつきません。OL時代はランチが楽しみでしたが、教員にとっては一番忙しい時間かもしれません。特に1年生の初めの頃は、給食の時間は前倒しで始まります。何日も練習を続けるとやっと上記の様なスケジュールで給食が食べられるのです。

 

入学前にお家でやって欲しいことは

①盛り付けを練習する。

(ごはんをよそう、トングで何かを挟む、味噌汁を入れるなど)

 

②20分程度で一食を食べられるようにする。

 

③お箸を使う練習をする。

(お箸しか出ない日もあります。)

 

④口の中に食べ物が入っているときは口をあけない癖をつける。

 

 などです。これは結構、大事です。