うみ先生から、あのね🎶

商社→小学校教師に転職したうっちー先生が小学校現場を紹介していきます。※2021年5月からは学校教育にコーチングを取り入れる奮闘記に変わりました!

クラス替えについて その2

前回は滅多にない2年生でのクラス替えのお話をしましたが、本題に戻ります(笑)

3年生、5年生になる時のクラス分けのやり方について、(あくまでも私の経験で)お話します。


新1年生とは違い、どんな児童かということがよく分かっていますので、やりやすいです。

3年生を例にしましょう。

例えば、2年生が3クラス(1クラス30人×3クラス=90人)で、3年生もクラス数が変わらないままで進級できるとしましょう。

まず、2年生の担任が、1人ずつカードを作って、そこに、運動面、学習面、リーダーシップ、アレルギーや病気、特筆すべき特徴、保護者について、メモしていきます。

そしたら、2-1、2-2、2-3のそれぞれのクラスの子を男女別にわけます。
そして、それぞれABCの3つのグループに分けます。

2-1が男女共に15人ずつとしたら
女A5、B5、C5人
男A5、B5、C5人

のグループに分けます。
同じチームの男と女はセットです。


2-1に多動の子が3人いたとしたら、各グループに均等に分けます。

また、アレルギー、病気なども分けます。

あとは、仲が悪かったり揉め事を起こしやすい子同士も分けます。

自分が出しにくい子がいたら、私の場合は、仲の良い子とペアにしたりもします。

このように、人間関係をよく見て、クラスを離したり、一緒にしたりしていきます。


そこまできたら、次は学年で、各クラスのAチーム、Bチーム、Cチームを

えいやっ!とがっちゃんこします。


つまり、2年生全体をクラス均等、男女均等にわけて、Aチーム、Bチーム、Cチームにするということです。

そして、そこからが微調整。

〇この2人がいると、揉め事多そう。

〇この子はここのクラスだと友だちができるか心配だから、あの子と一緒にした方が安心かも。

〇この保護者はあの保護者と幼稚園のとき揉めてるらしいから、離した方がよいかも。

〇このクラスはのんびりした雰囲気だから、この子がイキイキできるかも。反対に、こっちに入るとうまくいかなそう。


などなど、微調整していきます。

そして、2年生の担任の目から見て、どのクラスもほとんど均等だって思えるようにします。


ただ、3年生の新担任になるメンバーが1人新人、あとがベテランとなっている場合(保護者には当日まで担任は分かりません)は、クラスを均等にせず、新人にもちやすいクラス分けにする場合もあります。


こんな感じでクラス分けをしています(*^_^*)


子どもたちは、クラス替えにワクワクドキドキです。

少しでも学校生活がスムーズに行きますようにという願いを込めて、クラス替えをしています(*^_^*)