うみ先生から、あのね🎶

商社→小学校教師に転職したうっちー先生が小学校現場を紹介していきます。※2021年5月からは学校教育にコーチングを取り入れる奮闘記に変わりました!

コロナ休校明けの小学校

休校明けの小学校はどうなっているのか?

気になる方も多いと思いますので、ブログ更新してみました。

あくまでもうちの学校(自治体)の流れです。

6月2週間は分散登校となってます。
クラスを2チームに分けて、
Aグループが午前3時間、Bグループが午後3時間
となってます。

これが、教員にとってかなりキツイ!
突然の毎日の6時間授業(><)
ヒーヒー言ってます(笑)


子どもたちは、まだクラス替え(今年は3年生担任)をしたばかりで緊張している中での、2チームに別れての授業なので、
「シーン」と静まり返ってます。

密にならないように、席も離れ気味なので、まるで塾。。。あまり関わりがないまま毎日過ぎていくのが現状です。

そして、午前のチームはよいけれど、
午後のチームは来るのに暑く(12:15登校)、
午前の疲れからか授業中も疲れています。


まだまだ本格始動とはなりません。

学校休校???

学校現場の動揺について

昨日18:30すぎに
『学校休校の要請』に関するニュースが流れました。

「え?そうなの?」と驚きました。現場は何も知らなかったし、その日の夕方のミーティングでもそんな話は一切出なかったのです。

そのとき、職場にはいませんでした。

急いで、学校職員のLINEにメール。
しかし、管理職自体もまだ何も情報がないとのこと。

翌朝のミーティングまで待ってくれとの事。


さて、本当に今日で学校が休校となるのだろうか?
それも全く分からないまま出勤中です。


このまま春休みになると、本日とつぜんのお別れとなります。
そして、来年はクラス替え。。。

それだけではなく、今終わると
〇学習終わっていない
〇テスト終わっていない
↓↓↓
〇成績が出せない

つまり、未履修になるけど、それは大丈夫なのか?
政府がそれについてはまったくコメントしていない。
現場では決められず、教育委員会の連絡まち。教育委員会は東京都からの連絡まち。もしかしたら、今日の午後にならないと、対応が見えない可能性もある。


そして、6年生はどうなるの?
最後の卒業式という節目は本当に迎えられるのか?

もろもろ不安ですが、やれることやってきます!


みんなが無事に過ごせることを願います。

うちのクラスの面白キャラクター紹介 その3

そんな彼は、実は言語力の高い人です。
たくさんの本を読んでいるからか、難しい言葉の意味をよく知っていたり、ことわざをたくさん知っていたり、とても物知りです。クラスの子からも「あの子は頭がいい!」と一目置かれる存在です。(授業は受けてないのに、そう思われる不思議な存在です。)

そして、ユーモアがある人でもあります。
いくつかビックリしたけど、ついつい笑ってしまうものを紹介します。

もちろん授業中です。


なんと!
彼は目薬の入れ物を水筒代わりにしていました。
目薬の入ってるあの小さな容器です!
水入るの?と疑問はありますが、夏前はかなりの頻度で⬇の場面を目撃しました。

目薬の入れ物から水を吸っているのです。
その様子を見ると笑ってしまいます。そして、(減りがはやいので)何度も汲みに行くのです。
やめてくれー(笑)


また、授業中にダンボールの中に入り、歯ブラシをしていることがありました!
これは秋くらいかな、運動会や学芸会もあり疲れた時期の話です。
段ボールが彼の中でブームの時があり、その時はたまに中に入っていました。授業中にその中に突然入り、横たわり、あくびをしながら、段ボールハウスから出てきてからの、歯ブラシです。

なぜ、理科の時間に?
虫歯が気になるのかな?(笑)


彼を見ていると、和みます。

うちのクラスの面白キャラクター紹介 その2

そんな気になるA君の特徴をいうと
(1学期)

1、ひたすら本を読んでいます。
そして、それ以外の授業の活動にはあまり参加しません。
ノートを書くこと、自分の感想を書くこと、友達と一緒に活動することはやりません。一方、テストは受けるというシステムにはなっているようです(笑)


2、話を聞いていないようで、実は聞いている??

テストの結果を見ると、知識的なものや読解力を問うものについては、基本100点です。実は聞いているのか?本を読んだことによる基礎学力で解いているのか?たぶん後者だと思いますが、本を読みながらも聞いている部分はありそうです。


3、トイレに行くことや困っていることを言えず、突然、教室から抜けて、水を飲んだり、トイレに行ったりしている。

また、本を替えに違う教室まで行ったりもしており、図書室に行くと宝の山なので1人で戻ってくることは困難です。1人でケラケラ笑いながら本を読んでいるのを何回か図書の先生に目撃されています。

彼は忍術のように、一瞬で消えるので、出る瞬間に気づくことが難しいです。
こちらが黒板を板書しているときに、ふらっと消えている!

ただ、彼の行きたい場所は、基本的に家庭科室(料理本あり)か図書室のどちらかなので、探しに行くと必ずいます。

ただ、探しに行くことは難しいです。なぜなら、クラスの子の安全管理を同時にしなければならないのです。ゆえに、専科の先生の授業の時には私が探しに行きますが、自分の授業の時には、A君と親和性の高い友達を2人派遣し、連れて来てもらうようにしています。親和性が高いことは大事で、A君が安心して戻れるきっかけとなります。

うちのクラスの面白キャラクター紹介 その1

担任しているクラスには、たくさんの面白いキャラクターの子達がいます。

今日はまず1人目!

自閉傾向の強いA君です。
すごくユニークなんです!
個人的にとても興味深いので、彼の魅力をみなさんにも伝えていこうと思います。


彼は小学校1年生の頃からずっと読書をしながら、授業を受けています。(今は3年生)
というより、授業聞いているのか分かりません(笑)

今まで10年以上担任をしているが、こういうタイプは初めて受け持ちました。

勉強が嫌で授業を受けないというより、
彼にとって勉強よりも興味があるのが読書だから、それに取り組んでいるのではないか?
という感じです。


この何年かで彼は何冊の本を読んだかな?
毎日、学校にいる間に3冊読んでいるとすると、
3冊×5日×35週×3年としても
1575冊。
もし、6冊とすると3000冊越え。

種類はあらゆるジャンルに及びます。
ことわざ、料理、科学読み物、昔の遊び、絵本、物語などなど。

1年生の時から、教科書に書かれている「文部科学省検定済教科書」という漢字がスラスラ読めているぐらい漢字も読めます。
また、服のタグに書かれている「Made in JAPAN」という簡単な英語も読めていました。


これにはビックリ!

そんなA君の話をしばらく続けていこうと思います。

学級崩壊のメカニズム その6

1年目の時の私は
「子どもに嫌われたくない」
と思っていました。
それゆえ、何か良くないことを子どもがしてもはっきりと「ダメ」と言えかかったり、怒らなかったりした結果、学級崩壊気味になりました。

ある時、ふと思いました。

それって自己満足なのでは?と。

子どものためならば、
正してあげないとならない時はちゃんと注意し、叱ることが必要なはず。彼らの未来を考えればそう。

ただ、私は自分が子どもに嫌われたくないから、それをしてあげていなかった。

そんな自分にふと気づいてしまい、なんで先生やってんだろうと反省しました。

気づいてからは、ちゃんと注意したり、叱ったりすることが出来るようになりました。

そうなると、子どもに舐められることがなくなりました。

その後、子どもと会話をしているときに、
「どんな先生がいい?」
と聞くと、
「ちゃんと叱ってくれる先生がいい。」
と言っていたので、
子どもってちゃんと分かっているんだなと感じました。

ただ甘やかすのではなく、きちんと叱ることが相手のためにもなるし、その相手にもその気持ちは通じるんですね。

それを見抜く子どもは本当にすごいなと思いました。子ども恐るべし!

学級崩壊のメカニズム その5

1年目の時に、学級崩壊気味になった理由を自分なりにいくつか考えてみました。

もちろん新人で貫禄がなかったこと、
右も左も分からないってこと、
子どもに教えた経験が教育実習以外でなかったということもありますが、


1番は「ルールを明確にしなかったこと」にあるのではないかと思いました。

例えば、「練り消しってありなの?」
と消しカスを集めている子どもに聞かれました。

「別に良いのでは?」
と答えてしまったのですが、
それから、授業中に練り消しをずっといじってしまったり(授業を何も聞いていません)、買ってきた練り消しを揉んでいたり、消しカス集めて作っていたり、
と思っていた以上のことが出てきてしまいました。

それで、後から「練り消しはダメ」と言っても、子ども的には「前にOKだったものが、なぜダメになったのか?」が納得できません。

今の私なら、最初から「ダメ」と伝えると思います。
最初から「ダメ」と言われると子どもはすんなり引き下がります。

後からルールを変更し、
「大丈夫」→「ダメ」になるのが反発を感じさせるのです。


では、どうしてもルールを変更しなければならない時には、どうしたら良いのでしょうか?

そんな時には
「〇〇という理由だから、ダメになったよ。」
と説明してあげることです。そうすると納得してくれます。


1年目の時は、最初から「ダメ」と言えず、ルールをが曖昧になっており、それがもとで反発があったのだろうと思います。