学級崩壊のメカニズム その6
1年目の時の私は
「子どもに嫌われたくない」
と思っていました。
それゆえ、何か良くないことを子どもがしてもはっきりと「ダメ」と言えかかったり、怒らなかったりした結果、学級崩壊気味になりました。
ある時、ふと思いました。
それって自己満足なのでは?と。
子どものためならば、
正してあげないとならない時はちゃんと注意し、叱ることが必要なはず。彼らの未来を考えればそう。
ただ、私は自分が子どもに嫌われたくないから、それをしてあげていなかった。
そんな自分にふと気づいてしまい、なんで先生やってんだろうと反省しました。
気づいてからは、ちゃんと注意したり、叱ったりすることが出来るようになりました。
そうなると、子どもに舐められることがなくなりました。
その後、子どもと会話をしているときに、
「どんな先生がいい?」
と聞くと、
「ちゃんと叱ってくれる先生がいい。」
と言っていたので、
子どもってちゃんと分かっているんだなと感じました。
ただ甘やかすのではなく、きちんと叱ることが相手のためにもなるし、その相手にもその気持ちは通じるんですね。
それを見抜く子どもは本当にすごいなと思いました。子ども恐るべし!