うみ先生から、あのね🎶

商社→小学校教師に転職したうっちー先生が小学校現場を紹介していきます。※2021年5月からは学校教育にコーチングを取り入れる奮闘記に変わりました!

悩み相談の多くが友だち関係です その2

昨日の続きです。こんな相談も2件ほどありました。男女共にです。

 

2、仲良しグループから離れてしまう

これはなかなか解決というものが難しいです。

それは、何が解決なのかが分かりにくいということです。

 

(女子のケース実例)
一年生というのは、幼稚園や保育園の友だち関係をそのまま引きずることが多いです。秋くらいまでは、「もともと幼稚園で仲が良かったから安心。」という感じなのですが、秋を過ぎてくると実はそんなに気が合うわけではなかった、あれ?みたいなこともあります。

 

例えば、A子ちゃん、B子ちゃん、C子ちゃんがいたとしましょう。A子ちゃんとB子ちゃんは幼稚園も同じでタイプも似ていて、気が合っています。C子ちゃんは幼稚園は同じだけど、根本的にタイプが違っています。最初のころは一年生だからまだそこまで気が合うかどうか分かりません。だんだん成長してくると、活動のペースや性格や趣向がどこか合わないかもな、と気づいてきます。もちろん嫌いではないし、好きではあるのですが、そういうわけで自然と離れていくようになります。お互いそれでいいと思っている場合は良いのですが、C子ちゃんが「2人が最近仲間に入れてくれない。」と思っている場合があります。

 

友だちでいたい。だけど、本当のところは気が合っていない。

 

非常に難しいです。こちらから見ると

気が合う人と一緒にいていいんだよ。今までずっと一緒にいたからといって、ずっと一緒にいなきゃいけないというわけでもない。遠慮なく気が合う人と過ごしていいんだよ。

と思うのですが、本人はそう思えない。

 

この事例の場合は、「仲間外れにされる。」とC子ちゃんが思っていたので、その部分だけは解決して、後は様子を見ようということになりました。三者の保護者とも話して、見守ることにしました。

 

すると、どうでしょう。

結果的には、A子ちゃんとB子ちゃんはべったり、C子ちゃんは他のD子ちゃんという親しい友だちができました。C子ちゃんとD子ちゃんは活動のスピードや性格や趣向があっていて、一緒にいるのがとても楽しそうです。かといって、A子ちゃんやB子ちゃんと仲良くしている場面も見られます。

 

男子の件も同じような感じでした。

 

大人と同じだなぁと思います。

前に仲が良かったから、昔から知っているから、という理由でずっと一緒にいなくて良いのです。自分の心に正直に自分の合う相手と一緒にいることが大事です。

 

ただ、保護者から見るととても心配だと思うので、それも担任に相談してみるとよいでしょう。