話を聞けない子に対して その3
さて、どうしたものか?
これはもう5人を呼びました。
「先生はお話を聞いて欲しいんだ。みんなも話を聞いてないと、困るよね。どうかな?」
と聞くと、
「うん。」
「次何をしたらよいのか分からなくなる。」
と答えました。
「このままでいいのかな?」
と聞くと、
「良くない。」
と答えました。
5人は幼いだけで、素直で素敵な子達なのです。
自分が話を聞けていないこともよく分かっている。
話した結果、1人ずつスタンプカードを作って、お話を聞けたらスタンプ1つというように、「スタンプ作戦」を実行することにしました。
ただ、何かを伝える時やお話を聞けるように声をかけるために1人ずつ「〇〇君」と5人呼ぶのは、少し時間がかかる。うーむ。
ということで、このメンバーのグループ名を決めました。
つけられて嫌ではなく、むしろ、まんざらでもないグループ名。
5人だったので、
「君たちは今日から嵐というグループ名にしよう。」
うちのクラスのアイドルグループということにしました。
みんなまんざらでもなさそうでした。
それから、嵐グループのスタンプカード作戦が始まりました。