うみ先生から、あのね🎶

商社→小学校教師に転職したうっちー先生が小学校現場を紹介していきます。※2021年5月からは学校教育にコーチングを取り入れる奮闘記に変わりました!

第2位 友だちができるか不安だった。 はどんな風に変わるのか?


同じ幼稚園・保育園の友だちがいないというのは心配ですよね。
でも、大丈夫。安心してください。

 

最初の席は出席番号順です。男女が隣になるように配置されると思います。
教員が名前を覚えたり、友だち同士で名前を覚えたりするために、しばらくは席を変えません。
初めての班活動もその席で行われます。

友だちを作る過程はこのような感じだと思っています。

 

①同じ班の人と仲良くなる。
(大体の子はここで最初の友だちを作ります。)

②帰る方向が同じ人と仲良くなる。
(1年生は最初の何日か一緒に集団下校をする場合が多いです。ここで同じ方向の人を知ることになります。)

ここまででたいてい、友だちはできます。
人間関係をよく見ておいて、

③新しい班で仲良くなる。
(教員が意図的に決めます。あの子は一人になりやすいから、気が合いそうなこの子と同じ班にしようなどと考えています。)

だいたい、このあたりで友だちはできるでしょう。

2学期になると

④同じ趣向の人と仲良くなる。
ドッジボールが好きな男子、フラフープが好きな女子など様々なグループがあります。)

この時期になると、少しずつ自分にあう友だちが分かってきます。
仲良いグループが変わるかもしれませんが、当たり前です。

もちろん、一人で20分休み遊んでいる子もいます。
ただ、自分の遊びに没頭したくてあえて一人でいる子もいるのです。
友だちに声をかけたいのにかけられない子は把握しておきます。
子どもにアンケートを取ったり、教員が見守るなどして誰と遊んでいるか把握しています。

ここからは

⑤教員が優しい子に声をかけて、「○○さんに声をかけてあげてね。」と頼む。

⑥クラス全員で遊ぶ日や班の友だちと遊ぶ日を設ける。

⑦友だちの良いところを見つける活動を行う。

 

こうやってステップを踏んでいく中で、友だちができていきます。

だから、心配はいりません。


個人的には、低学年のうちはグループで固まるよりも、男女関係なくいろいろな子と仲良くできる方がいいと思います。
いろいろな子と遊ぶ中で、子どもの可能性が広がります。

 

 

友だちとコミュニケーションを取れるようになることが、小学校に行く大きな目的の1つだと私は思っています。グループが変わったり、もめごとがあったりもするでしょう。当たり前です。それが成長へのチャンスなのです。